Diario de fútbol

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言語化

日本語は難しく抽象的な表現が多いため、その分監督やコーチングの指示も抽象的な表現になりやすいと思う。

 

分かりやすく例を挙げると、サッカーをやっている人なら誰しも ’’ボールを貰う前にいい準備をしろ!’’ と言われたことがあると思う。

 

ここで問題なのがボールを貰う上でいい準備とはなんなのかということ。そこまで深く考えた事はみんなあまり無いと思う。

 

それはなんとなくであればいい準備はわかるから。ただ何となくでプレーしているため具体的に言葉として伝えるとするとそれはなかなか難しい。

 

実際に小学生をコーチを少しやっていたことがあり、教えられたこと(軽く足踏みをする)などは出来るがそれ以外の自分の考えがないように思えた。みんななぜ足踏みがいい準備なのかまでは考えていないと思う。

 

*ちなみに僕は足踏みは良い準備だと思っていません。片足に重心が乗ってる状態の時に、その足に速いパスがきたら反応できないから。

 

もっともっと言葉の奥の意味を追求する必要があると思う。

 

僕の中学生の頃のコーチはよく紅白戦中に笛で試合を止めそこで、

お前はどんなプレーをしたいの?何を考えてそのポジショニングをとったの?と聞いていた。

 

ただこの問いに答えられない選手もかなりいて、なんとなくそこがいいポジションなのは分かっていても、それを言語化するとなるとテンパる。曖昧な解釈や考えでは説明するのは無理だろう。

 

ただ、自分が1人のプレーヤーである以上はひとつひとつのプレーに意味があり、理にかなった表現をしたいと思っている。自分のプレー1秒1秒に、説明ができるように。

 

曖昧な感覚でプレーする選手と自分のこれからするプレーにしっかりとした理由がある選手の差は大きく、自信の問題にも繋がるだろう。

 

実際に僕自身、「プレースピードを上げる」の意味をあまり深く考えず、以前はただ縦に急いだり、ワンタッチプレーを多くするぐらしか考えてなかった。

 

それから言語化にこだわるようになってからの僕の解釈はこう。

 

サッカーは認知判断実行の繰り返し。これらのスピードを上げることが"プレースピードを上げる"ということである。

 

こうして言語化することで、自分の改善点は’’判断’’にあると気づいた。


勿論、感覚もサッカーでは大事な要素ではあるがもっと言葉の奥の意味を考えたらさらに上手くなれるのではないかと思った。