パワーフットボール
他のスポーツについて詳しいわけではないが、監督がこれ程頻繁に解任や就任されたりするスポーツはサッカー以外に他ないと思う。
サッカーは監督によってまるで別のチームになり生まれ変わる。
以前にマンチェスターUで起きた監督辞任を促すデモが起きたのも面白い。それほど監督はサッカーにおいて大事なのである。
このスポーツはクラブと地域との繋がりが非常に強く面白い所でもある。
僕自身高校時代、戦術の違いに適用出来ず苦しみ、思うような結果がでなかった。一流の選手ならどの監督でもどの戦術でもそこにアダプトして更に自分のプレーを表現できるだろう。
サッカーには大きく分けて2つの考え方が存在する。今日はその1つである”パワーフットボール”について書こうと思う。
パワーフットボールとは、フィジカル的なデゥエルにフォーカスした攻守においてアグレッシブなスタイルをとる戦術。非常に縦に速いサッカーだ。
一般的に、このサッカーをする上でポイントは3つある。
①最終ラインで1人余らす
②攻守共にボールではなく"人"が基準
➂ボールを奪ったら優先順位は縦
通常は試合前のスカウティングで、相手選手の最もテクニックのない不安定な選手にボールを持たせ、それ以外の選手に対してマンツーマンに近いタイトな守備をする。
しかし近年はこのやり方も変わってきているようだ。
以前は敵陣からのボールロストからロングカウンターを受けて失点する形が多かったの対し、近年は自陣でのボールロストからのショートカウンターでの失点が多くなっているのがデータとして出ている。
このデータからパワーフットボールをやるチームは最終ラインで1人余らせるやり方ではなく、同数で保ち前線を更に激しいいゲーゲンプレッシングをかけるチームも多くなっているようだ。
戦術が2つ存在するということはどちらにも互いにメリットとデメリットが存在する。僕自身のパワーフットボールの見解はこうだ。
ーメリットー
・奪った時にゴールへの距離が近い →高い攻撃スキルがなくて も点を奪えるチャンスがある
・相手のスペースと時間を奪える
・奪った時相手と入れ替わりやすい(カウンター攻撃がしやすい)
ーデメリットー
・1人剥がされるとピンチ
・90分間走り続ける身体的疲労
・攻撃時、味方の上がりを待つ時間を作れない。