Diario de fútbol

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ポジショニングどり

サッカーは"生き物"であると唱える指導者がいる。

 

 

このスポーツは野球などとは違い、攻守が激しく入れ替りプレーが完全に止まることは前後半のキックオフと点が入った時だけだ。

 

スローインやフリーキックなどのセットプレーで、例えボールが静止した状態であっても、必ず選手は動き続ける。

 

 

90分間常にボールと選手が動き続ける中、ボールを効果的な場所でフリーで受けることは非常に困難だ。

 

 

その時にフリーなポジショニングにいても人が動けばそこは1秒後には効果的なポジショニングではなくなることも多い。

 

 

 

更にサッカーでは"一歩"のポジショニングの差が大きな違いを生む。

 

 

これらの条件の中でどのようにポジショニングをとり優位性をつくりだすか。

 

 

 

僕は最近"止まる"という事を意識している。

 

 

昔の時代は特に真ん中の選手は全ての人からパスコースを作れと言われてきた。だが今は違うと思う。近年、より戦術的になりそれぞれの選手にはタスクが設けられる。全てを1人でやろうとする必要はない。

 

何故止まる事を意識しているのか。3つ理由がある。

 

一つ目は、心理的な理由である。単純に止まっている事で相手ディフェンダーにボールを受ける気がないと思わせる。

 

止まっている相手をディフェンダーも止まってマンマークしてくる事はなかなかないだろう。

 

例えマンマークをしてきたとしても先に動き出せる攻撃側はフリーになれるし裏への飛び出しにも有効的になる。

 

二つは、勝手にフリーになる瞬間ができるということ。ボールが動けば相手も動く。相手が常に動いていれば自分が止まっている事でいつか必ず浮く瞬間がある。

 

そのタイミングを見計らってポジショニング少し修正してボールを受ければいいと思う。

 

三つ目は、シンプルにプレーがしやすいから。ダッシュをしながらボールを扱うのと止まってボールを扱うのどっちが簡単にプレーできるかの問題。

 

 

ポジショニングをはやくとってボールを受ける瞬間には静止しているのがベストな状況だと僕は思う。勿論ボールを受ける場所によっても変わるが。

 

 

 

これは僕が個人的に意識していることであり、全員が毎回こんな事をしていたら動きが乏しくなり機能しにくくなるのは分かる。スペースを空けるランニングも必ず必要だ。

 

 

ただプレーしていても感じるのは動きすぎる選手はタイミングをはかりずらくボールを引き出しにくい。ボールを引き出す時は一瞬の隙をみて動き出すので十分だと思う。