技術が先か戦術が先か
’’技術が先か戦術が先か’’この論争はここ最近よくサッカー関係者の中でも多く繰り広げられている。
僕の答えは絶対的に技術が先。
理由は幾つかある。
一つ目は、育成年代をみてみると最初に戦術を教えることは、サッカー脳の発達的にまだ未熟なため、教えることが困難であるとうこと。小さい子に簡単なルールを教えることはできても、難しい戦術的な話をしても理解することは難しい。
少し話がずれるが、良い監督というのは難しい言葉を使ってプレーを複雑にすることではない。いかに分かりやすく選手に伝え、簡潔にまとめるか。
素晴らしいアイディアや世界観を持っていても、それが実際に選手に伝わっていなければ意味がない。
つまり、選手が分かるキャパの範囲で教えてあげる必要がある。
どの子供達もサッカーをはじめる理由は単純で、’’ボールを触ることが楽しいから’’がほとんどだろう。。
それが、最初の指導が難しい戦術的な話だったらまずサッカーが好きになる子供たちは減ってしまうからだ。
二つ目は、技術あっての戦術であるということ。
長いボールが蹴れるからこそサイドチェンジという戦術が生まれ選択肢ができるという話を以前に書いたように、『技術なしで戦術は語れない。』
いくらサッカーに詳しい専門家がサッカーを詳しく解説し語ろうが、それを思い通りにプレーできる技術が無ければそれはただの理想論にしかならない。
技術はサッカーにおける基礎で土台である。