管理されてた環境から管理する環境へ
私たち日本人は、常に何処かのグループに所属していることが多い。
サッカーチームや学校など。自分が何処かに所属していることで、自分が何者なのかがハッキリする。
どこかに所属するということは必然的にルールが存在する。学生だったら、毎日朝決まった時間に通学し、勉強をすること。
どこかのサッカーチームに所属しているならば、決まった時間にトレーニングに向かい、用意されたメニューをトレーニングをする。
私達は『ルール』という自由を少し奪われるのと引き替えに、その所属しているグループに守られ、管理される立場になっている。
しかし今の僕の立ち位置は、以前のような管理されている環境にいない。
新型コロナの影響で日本に一時帰国をしているので、スペインの語学学校も一時的にストップし、チームからの自宅用のトレーニングメニューも特に送られてくる訳ではない。
こうした、今のような自分自身を管理する環境に移り変わっていくに連れて、色々なことに気付ける。
いつサッカーができるのかまだ見通しがたってないこの状態が続く中、モチベーションを保つのは困難だし、トレーニングをしないのも簡単。全て自分自身の問題になる。
こうした自分で自分を管理する環境になり、いかに今まで無能に生きていたのか感じさせられる。
管理される環境=やらされる環境 になっていたのではないか?
自分でトレーニングを考えてやるようになってからは、以前より成長している気がする。
好きだったサッカーがいつの間にか、やらされているようになっていたが今は全てが自発的。
大半の人がグループに所属していると思うが、そこで一旦自分が管理する側だと思って物事を考えてみてほしい。
たかが筋トレでも、自分が考えたメニューならばいつも以上に意識してそこの部位を鍛えるようになる。
同じことをしていても、言われたことをただやるだけではなくて、どのような趣旨でこのトレーニングをしているのか考えながらトレーニングした方が圧倒的に上手くなる。
その一つの方法として、自分が管理する側になって一回コーチ側に立ってみる。そうすることでより一層トレーニングの趣旨を理解できるようになるのではないかと思う。