晒すと隠す
今回は個人のボール保持能力にスポットを当てて記事を書いていこうと思う。
前の記事でも、一つのトピックの中でも細かく細分化して言語化していくことがサッカーでは大事ということを書いたと思うが、今回も細かく分けて見ていこうと思う。
サッカーでいう個のボール保持とは、自分の足の前、あるいはテリトリーにボールがある状態と言えると思う。
ボールが相手の元に渡っていなくたとしても、自分の足が届かない場所にボールが置かれていたとしたら個人としてボールを保持しているとは言えないだろう。
ボールを自分が自由に動かせる位置に置くこと
これが僕の中の個のボール保持の定義です。
このボール保持にもタイトルにあるように二つの種類に分けれると思います。
それはボールを晒すことと隠すこと。
大概に決めつけることはできないが、さらす技術は相手をつりだしたり誘い出す時。また味方に次のプレーの方向を示し動き出して欲しい方向を教える時によく使われる。
隠す技術はボールを守る時に使う。
相手にボールを見せた状態と隠した状態とも言えると思う。
ボール保持にもこの二つの違いを明確に把握した上でプレーする必要があると思う。
自分が今ボールを置いた位置はボールを晒しているのか、それとも隠しているのか。
一対一で背中にボールを挟んで”ボールキープ”と呼ばれるあのトレーニングは、ボール保持の中でもボールを隠すトレーニングをしているということを分かっていなければならない。
僕個人の感想としては、日本人は晒す能力に長けていて隠す能力が乏しい。
海外の選手は晒す能力より隠す能力が長けている。
我々日本人は、晒すことで相手を誘い飛びこまして相手をかわす動きはとてもうまいと思う。ただ、隠すプレーは体格の差の問題なのか海外の選手の方が圧倒的に上のように感じる。
僕たちはボールを隠す能力にもっとフォーカスしなければならないのかもしれない。