Diario de fútbol

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スポーツと文化の関係性

どうやってもスポーツとその国の文化や価値観はきっても切り離せないものだと思う。

 

なぜ柔道や剣道は日本が強くて、サッカーやラグビーはイングランドが強いのか?

それはそのスポーツが生まれた背景にその国の文化や考え方が反映されているからだと僕は考える。

 

柔道は、嘉納治五郎が格闘技である柔道を学ぶことで礼儀作法や身体的、精神的に成長できる道として広めたことが発端である。

 

"礼ではじまり礼でおわる"このような文化を最も理解できているのは日本人だ。

スポーツが生まれた文化を理解できている選手一流

 

だと僕は思っている。

 

このように僕はサッカーをうまくなるにはその国の文化、価値観を充分に理解し取り入れる必要があると思う。

 

近年、日本のサッカーは成長し続けている。それは分かりやすく、海外でプレーする選手が増え、多くの外国人選手がJリーグでプレーしていることで本場のサッカーというものを感じているからだと思う。

 

勿論その国の色を大事にするのも大切で、ただでさえ体の小さい日本人は身体的なハンディーもあるので同じ事をしていても勝てない。

 

ただ、その国の色だけにこだわる頭の固い考え方をする指導者、選手はこの先伸び代はないと思う。積極的に最先端のサッカーを感じてその後にはじめて自分なりにアレンジを加えればいい。

 

高校生の時、本田監督から’’守破離’’の話をしてもらったことがある。

この言葉は、昔から受け継がれている茶道や武道から来たもので、物事を学ぶ上でとても大切です。意味を紹介します。

 

 → 師匠から教わった型や流儀を守る。

 → その流儀や型を極めた後、自分に合っているのか照らし合わせ、模索し型を破る。

 → それから自分の一流(武器)を編み出し、師匠の型や流儀から離れること。

 

 

この守破離の話を踏まえて僕が言いたいことは、’’守’’ができてないのに’’破’’や’’離’’をやっても上手くなれないということです。

 

つまり、サッカーが生まれた本場のヨーロッパのサッカーを一度は経験した方がいいということ。いくらブラジルがサッカー王国と言われたって、選手のほとんどがヨーロッパのクラブに所属しているのがいい例でしょう。

 

 

文化(性格や国民性など)はスポーツではあらゆる所に関係する。

 

例えば日本人は結果を求めるまでのプロセスをものすごく大事にする国民性だ。仕事でもノルマを達成するために計画を念入りに立て入念に行う。外国にはない日本の良い所だが、スポーツではそれが裏目にでてしまう事もある。

 

ゴールを奪うまでのプロセスに手数をかけすぎて大事なゴールを見失ってしまっている事が多々あるのだ。

 

だからシュートを打てる場面でもパスを選択してしまう選手が多く、ほとんどが監督の指示通りにプレーする。それはミスは許されなく、上の人が絶対という日本の風潮が関係しているのかもしれない。

 

一方、欧米の選手はどうだろう。欧米は結果こそがものをいう世界だ。勿論ゴールを奪うまでのプロセスは立てるが、そのプロセスはあくまでもゴールを奪うための1つの方法でしかない。

 

シュート数も日本より圧倒的に多いし、監督の指示を良い意味で裏切れる選手が多い。チャンスがあれば迷いなく打つ。

 

このような海外の選手のハングリー精神などはまだまだ日本人は足りていない。でもそれは仕方ない。育ってきた環境が違ければ価値観や考え方が変わるのは自然だ。

 

大事なことは海外のプレーを身近に感じ、違いに気付くことだと思う。