サッカーとトレンド
ファッションには面白いことに毎年’’トレンド’’があり、以前まで良いとされていたものがカッコいいと思われなくなったり、ダサいと思われていたものがかっこいいと言われたりする。
そして一周回って、また何年後かに同じトレンドがやってくるのです。面白くないですか?笑
実はサッカーにもトレンドというものが存在します。
サッカーには大きく分けて2種類の戦い方があります。
①ボール保持がベースの、ポジショナルプレー
②前からのプレッシャー、カウンターがベースのパワーフットボール
この2つの考え方が’’トレンド’’として入れ替わっている。
個人的な意見で言えば、ポジショナルプレーの流行はペップ・グアルディオラがバルセロナAを指揮し始めた2008年頃ぐらいだろうか。彼が世界に衝撃を起こしたのは間違いない。
’’tiqui-taka’’とも言われたサッカー戦術は、多くの監督が真似をしようとしていたことだろう。
ペップがバルセロナでタイトルを総ナメしてからは空前の’’ポジショナルプレー’’のブームがきた。
それから約10経った今、ブームはパワーフットボールに変わりつつある。2008年以前に流行っていたものが帰ってきたのだ。従来のものよりスピード、強度がさらに上がった。
先日行われたエル・クラシコを観戦していても、あれほど技術のあるバルサの選手でもあれほど強度の高いプレッシャーをかけられたらプレーするのは難しいだろうなと思いながら観ていた。
正直、リバプールといい最近のプレッシャーの速さにびっくりしている。
僕は、今来ているパワーフットボールの流行はしばらく続くと思うが、必ずまたこのパワーフットボールのプレッシャーをはがすポジショナルプレー主体のサッカーがトレンドとして戻ってくると思っている。
この先どのようにサッカーのトレンドが変化していくのか非常に楽しみだ。