実際のところプロリーグとアマチュアリーグの差はなんなのか
ここ最近はスペインではジローナのセカンドチームと試合をしたり、日本でもJFLのチームとトレーニングゲームをしたりと、実際にプロや格上のチームと試合をすることによって相手との差や自分の課題が浮き彫りになっている。
選手一人一人の個の差はもちろんあると共に、チームとしての完成度の差もとても感じた。
今回、自分なりに率直に感じた差は三つある。
①止めて蹴る技術
これはどちらかというと個の差と言えると思う。
狭いスペースを速いパスで足元に通せるパスと、狭いスペースでも置きたいところにしっかりと置いてターン出来る技術。
以前は自分は真ん中の選手だし出来る方だと思っていたが、とんだ勘違い。
スペースがある状況や遅いスピード感でやれるのは当たり前であってもっとシビアなコンディションでできるようにならないといけないと思った。
②フリーランニングの数
フリーランニングの質はもちろん、なんと言ってもフリーランニングの数が圧倒的。
フリーランニングが多ければつくられるスペースの数も多いし、守備する側はマークの受け渡しの数が多くなる。そうなると非常に守りにくくなる。ボールをもらうランニングだけでなく、スペースをあけるランニングも理解して流動的に動いているのが分かった。
③プレッシャーの速さ
これが僕が一番感じた大きな差。
いつも出来るはずのプレーが格上相手に出来ないほとんどの理由は、普段よりもプレッシャーを感じているから。プレッシャーのスピードが上がればそれをひっくり返すためのプレースピードも必要になる。
プレッシャーのみならずトップレベルの速度を普段のトレーニングから継続して体に染みつかせる必要がある。
こういったチームとやると自分の課題が明確が出るためとても勉強になる。
今は自分が何をしなければいけないのか課題がはっきりと分かった。
トップレベルのチームと試合をすることは成長する上で色々な事が吸収できるし必ず必要になる。
誰もがこういったチームと試合できる訳ではないしこの恵まれた環境に感謝して日々トレーニングに励みたい。